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投資と日本・中国生活雑記

中国赴任4年、日本にいた時とのギャップ 中国は凄いと感じた

ブログをご覧いただきまして誠にありがとうございます。

 

中国で生活を始めて4年目になりました。

 

日本にいた時は中国はヤバイ国だと思っていましたが、

 

生活してみると日本よりも優れた点が多いと感じるようになりました。

 

日本にいた時はテレビやネットで、

 

めちゃくちゃ中国を叩いているニュースをよく見ていたので、

 

ご飯一つ食べるにしてもめちゃくちゃ危ないんだと思って居ました。

 

そりゃもう、露店で肉まんなんか買ったらダンボールが入っていることもある!

 

くらいに思っていました笑

 

中国赴任者からお茶のおみやげをいただいたときには、

 

本当にこれは飲んで大丈夫なのか?と疑ってかかったくらいです。

 

今思い出すと非常に日本のテレビやネットに毒されていたんだなと感じます笑

 

たしかに、中国は国自体が力を持っているので、

 

その部分には今でも恐怖を感じることはあります。

 

情報の規制などには非常に厳しいのでその部分に関しては、

 

日本にいた時に感じていた危機感はそのまま正しかったと思います。

 

もっとも、4年もいると、こんなものかと感じたり、抜け道を見つけるので

 

実際にそんなに被害を受けることもないんですけどね笑

 

 

ただ、生活してみて国民の生活は非常に高い水準に達していると感じました。

 

この点は日本にいた時との大きなギャップです。

 

正直、中国の都市部では日本よりもレベルが高いように感じます。

 

建物や街づくりに関して、上海や深センはかなりレベルが高く、

 

ビル街やタワーなど街中は非常に整った作りになっています。

 

それでいて公園などは緑地も広めにとっています。

 

新幹線や地下鉄も発達しており、しかも日本よりも格段安い。

 

私の住んでいる蘇州から上海は新幹線で30分程度ですが、

 

500円程度しかかかりません。

 

日本の新幹線がぼったくりすぎなのではないかと思います。

 

バスの中国ではほぼ全て電気自動車です。

 

ほぼすべての中国国民が乗ったことがあるであろう原付も電気バイクです。

 

IT産業も発達しているので都市部においてはほぼ全員が電子マネーを使用しています。

 

というか、中国人は個人番号と銀行、電子マネーが紐づけできるので、

 

顔認証でお金を払うこともできます。

 

日本ではペイペイだアリペイだ、還元率高いからこっちだのなんだの・・・

 

まぁ、還元率はお得なのでいいかもしれませんが、

 

発展途中でかなり置いていかれているのだなということは感じました。

 

 

もっとも、中国では偽札が非常に出回っていたという問題もあり、

 

電子マネーの方が管理しやすいから発達したということもあります。

 

日本においては、紙幣のレベルが非常に高いので現金に重きを置けたこともあるでしょう。

 

ただ、利便性のことを言えば電子マネーの方が圧倒的に便利ではあります。

 

どこにいようと相手にお金を払い物品を購入できますし、

 

小銭やお金を数える必要性が全くないですから。

 

イメージとしては使いやすいデビットカードのような感じです。

 

先ほど挙げた新幹線などもスマホから速攻購入できますし、

 

中国国民なら国民カード、外人ならパスポートをかざすだけで

 

新幹線に乗り込むことができます。

 

 

 

また、日本にいた時は非常に懸念していた食料品などについても

安全レベルが高い部分が多いことがわかりました。

 

私は中国で食品系の仕事として駐在していますが、如実にそれを感じます。

 

加工食品に関して中国生産品が非常に多いですが、それはそのはずです。

 

中国の加工場のレベルは非常に高く、しかも人件費は日本よりもまだまだ低い。

 

場所にもよりますが、中国の月の最低賃金は日本円で7万円ほどです。

 

日本で大まかに月の最低賃金を計算すると13万円程度になります。

 

更に物価も安く、水道費やガス、蒸気の費用も安く、ランニングコストも低い。

 

今はタイなどの方が人件費が低いのでそちらにも加工場ができていますが、

 

クオリティはそこまで高いものはまだまだ少ないです。

 

中国では品質に非常に厳しい日本のレベルをクリアできる商品を出しており、

 

しかもそれが非常に売れています。

 

よくスーパーやコンビニでお惣菜などを買ってる方も多いと思いますが、

 

かなりの確率で中国で加工された商品が並んでいます。

 

冷凍品をバックヤードでフライしたり、加熱したりするだけで

 

日本の一般家庭に並べられるレベルの商品を提供できるレベルです。

 

これだけ中国のものを食べているのに、なぜこれだけ毛嫌いしているのか、

 

ということにも矛盾を感じています笑

 

 

正直日本が世界の最先端といった日本をほめたたえているような記事をみると、

 

井戸の中の蛙なのではないかと思うことも多々あります。

 

 

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中国国旗

 

街中の露店などは昔のままって感じはします笑

 

中国に来たばかりの人はお腹を下すようなのでご注意ください。

 

だらだらと書きましたが、

 

日本から中国をクローズアップする場合はレベルの低いところだけを

 

取り上げているように思います。

 

一方で中国は低いレベルから高いレベルまで非常に縦長のクオリティがあります。

 

日本においてはほとんどの商品は中低レベルから高レベルですので、

 

中国の低レベルがクローズアップされると、全体的にこのようなレベルなのだと

 

勘違いしやすいのだと思います。

 

 

世界のいいところに目を向けて、マネをして更に良い技術に改変する。

 

日本の得意な分野だと思うので、いいところに目を向けられる報道が増えればいいなと思います。

 

それではまた。